私たちの強みはコレ!①〜アパレル商品の入念な検品で、安全性と品質を支える!〜
今回の現場:所沢物流センター支店
百貨店物流を主軸に、多様な物流業務を展開している所沢物流センター支店。ここには、他の支店にはない特別な強みがあります。それが長年手がけている商品の「検品」。百貨店からの依頼で、衣類やバッグ、靴などアパレルを中心に輸入品の安全性や品質などをチェックする重要な作業となります。具体的にどんな作業をしているのか、その様子をご紹介しましょう。
1. 検針機による安全性のチェック

商品によってさまざまな検品作業が行われます。
そのひとつが「検針」。最も安全性に関わる検品であり、商品1点ずつ入念に確認する必要があります。
所沢物流センター支店では「ローラー検針機」によって、主にアパレル商品の製造工程で使われた針やその折れた破片、ピンなどの金属が混入していないかを確認しています。
ベルトコンベアに乗せた商品を流して2カ所のセンサーで検知するもので、自動で次々と流れていくため、大量の検針作業もスムーズにこなすことができます。
2.金属を使った商品は X線検査機で

衣類のボタンやホック、バッグや靴のバックルなど、アパレル商品自体に付属品として金属が使用されている場合、検針機が反応してしまうのでは?
そんな時に活躍するのが「X線検査機」です。
異物混入の検品以外にも、靴の場合は靴底固定用のクギの安全性、クギの本数の左右対称性などをX線で透視して自動検知し、画像で表示。さらに、検査画像を保存して、異常があった際の検品報告や原因検査などに利用することができます。
3.人の目と手で確認する繊細な作業

アパレルの検品は機械も使用しますが、実は人による目視や手で触れて確認することが基本中の基本となります。
所沢物流センター支店で検品に携わっているのは、担当社員2名とパートさん12名。作業台がずらりと並ぶ中、卓上ライトで手元を照らし指先まで神経を集中させて繊細な作業を行なっていました。5年以上の経験を持ったベテランのパートさんが多く、複雑な検品作業をしっかりと支えてくれているそうです。

品質管理部でリーダーとして活躍中の高野健一さんは
「検品する商品が輸入品という性質上、海外メーカーの出庫準備が完了して入庫予定がわかるのは早くても3日ほど前。そのため、早めの人員確保が難しいのが苦労する点です。ただ、至急の依頼や大量の入庫などがあってもお客様からの要望に柔軟に対応できた時は、私たちがお役に立てたとやりがいを感じますね」と語ります。
さらに、今後の目標について伺うと「検品は経験が必要な作業です。お客様の信頼を将来につなぐために、必要とされるS B Sロジコムであり続けるために、今後は作業スタッフの育成を進めて対応力を高めていくことを積極的に考えていきたいです」と表情を引き締めていました。
◎所沢物流センター支店のアパレル検品作業項目
<外見チェック>
・汚れ、シミ、傷、色ムラ、日焼けなどの有無
・衣類のプリントの擦れ、刺繍のズレ、糸のほつれなどの有無
<縫製チェック>
・縫い目のほつれ、糸切れ、糸飛び、縫い縮み、縫いズレなどの有無
(針が通っているところはすべて手で伸ばしながら確認する)
・ボタン付けの強度、ボタンホールのサイズ確認
(ボタンを3回通してボタン付けの強度とボタンホールの大きさが適切かを確認する)
・ファスナー開閉の滑らかさ
・かぶり衣類の首周りのサイズ確認
(子ども用、女性用、男性用のマネキンに実際に被せて大きさが適切かを確認する)
・バッグの留め金の強度
・靴の踵の高さの左右対称性の確認
<検針チェック>
・縫い目に針が残っていないか確認
(手で縫い目を触りながら確認する)
・検針機による確認
・X線検査機による不要な金属の混入の有無
・X線検査機による靴底固定用クギの確認
<仕様チェック>
・サイズ表記通りの仕上がりかサイズの確認
(作業台で平らな状態にしてメジャーで採寸する)
・素材表示通りの素材が使われているか確認
4.まとめ
所沢物流センター支店では、イタリア、フランス、ポルトガル、中国、韓国ほか10ヵ国以上の海外メーカーから商品が届き、ピーク時は月3000点ほどの検品作業が行われるそうです。
検品の結果次第で商品の販売可・不可が決まるため、百貨店の大切な財産の増減に関わること、消費者に対しては安全で確かな品質の商品を提供すること。この両面から、所沢物流センター支店の強みである検品作業は、高い信頼性を得ているからこそ実現できる責任ある業務といえるでしょう。

