SBSロジコムの巨大倉庫に潜入④ 〜百貨店物流をメインに、新たな業務も拡大中!〜
今回の現場:所沢物流センター支店
全国で展開するSBSロジコムの中から今回は、所沢物流センター支店に潜入!
場所は、関越自動車道の所沢I Cから約8km、三芳スマートI Cから約4kmという良好な交通アクセス。
主に百貨店物流を担いながら、その他の多様な業務へと領域を広げている支店内をご紹介していきます。
1.アパレルの入出庫と通信教材の発送@1階

3階建ての施設を1階から順に、吉野大輔支店長に案内していただきます。
1階フロアは、百貨店以外の荷主様の業務を行なっています。

そのひとつがアパレルの店舗・EC向け入出庫作業。
入荷したアパレルは、スチームアイロンによるプレス作業や検品作業、タグ付け、袋詰めまでの一連の作業を行います。
お邪魔した時は、ちょうど子ども用ワンピースを検品している真っ最中。 縫い目のほつれや糸切れ、縮みがないか、ボタン付けの強度はあるか、刺繍の縫いズレはないか、など。目視や手で触りながら1着ずつチェックしていきます。

もうひとつの業務が通信教材の配送作業。
複数の教材や書類、案内チラシなどを仕分け、箱詰め、封止、宛名貼りまで、すべて手作業です。アナログ的ではありますが、個人情報を取り扱うため紛失や混入、取り違えなどのミスを防ぐよう厳重な管理のもと、目視で細心の注意を払っているそうです。
なお、お中元・お歳暮の時期になると、一部エリアが百貨店の包装作業で超多忙に。1シーズンおよそ15万件の包装を手掛けているとのことです。
2.約10社の多彩なアイテムを扱う@2階
2階は主に百貨店関連以外の外部案件の入出庫作業を受託するエリア。
このフロアにも1階同様バースがあり、入荷した商品を仕分け、積み替えて次の配送先へ出荷するT Cセンター的な役割も果たしているそうです。

10社ほどの荷主様の店舗、ポップアップ、E C向け商品はアパレル、食品、雑貨など多岐にわたります。


アパレルでは、ハンガー掛けのスーツやジャケット、ワンピースなども、たたまれたシャツやブラウスなども、すべて住所のように番号で管理され、何がどこにあるか一目瞭然です。
棚に置かれた段ボールは、商品が取り出しやすいよう手前に切り込みを入れ、商品が空になったら伏せておくなど、細かな工夫がいっぱい。現場スタッフたちが効率的に働けるようアイデアを出し合っているそうです。

食品関連もスナック菓子、ナッツ類、グミ、コーヒー豆からサプリメントまで多種多彩。防塵対策や温度維持のために、ビニールカーテンを設置しているエリアもあります。

ここではサプリメントの箱詰め作業中。
商品を入れる、エアークッションで隙間を埋める、チラシを乗せる、封止する、ラベルを貼る・・・。一連の作業を、まるで音楽に合わせるように同じテンポでリズミカルに繰り返すスタッフの方の動きに見惚れてしまいました!
3.百貨店の店舗在庫、EC商品の入出庫@3階

3階フロアは百貨店物流をメインとするエリア。
衣類や靴、バッグなどのアパレルを中心とした百貨店商品を取り扱っています。 検品による素材確認をした上で、表示タグの作成・縫い付け、商品の入出庫作業まで、百貨店ブランドを支える縁の下の力持ちとしての役割を担っているのです。

ここでは、倉庫内の在庫管理や入出荷管理、ピッキング作業などの業務を倉庫管理システムで統合的に管理。業務の効率化や精度の向上、ミスの軽減につながっているようです。

膨大な荷物の入庫から保管、ピッキング、出庫に至るまでが淀みなく流れているのは、最新の倉庫管理システムによるデジタル化と、現場でテキパキ働くスタッフたちの動きの双方が噛み合っているからこその成果なのでしょう。
4.人を活かしながら、攻めの姿勢で新たな挑戦を

百貨店を取り巻く環境が大きく変わり、百貨店業務が以前より減ってきている中、どのように対応されているのか、吉野支店長にお話を伺いました。
「以前と比べると百貨店での業務量は減少していますが、その中でも“人を活かし、利益を守る”ことを軸に、いくつかの対策を進めています。
まずは、1階フロアでの通年案件や臨時案件の取り込みを強化しました。これによって、既存の契約社員の皆さんが安定して働ける環境を維持し、利益面でも大きな支えになっています。
それから、担当エリアの垣根を取り払った柔軟な人員配置です。スタッフがどのエリアの業務もこなせるため、交差配置できる体制を整えることで業務量のバラつきがあっても平準化できるようになりました。もちろん、皆さんがどの配置でも積極的に取り組んでくれているおかげです。
さらに、スペース的な制約を受けずに展開できるため、車両案件の獲得にも力を入れています」
支店長の言葉には、環境変化にただ対応するのではなく、むしろ新たな機会をつくり出していく攻めの姿勢を強く感じます。
ご自身のやりがいについて尋ねると
「やはり荷主様の信頼を勝ち得て、頼っていただいた瞬間ですね。日々の時間との勝負や、突発的な調整が必要になることもありますが、最終的に荷主様から感謝されたり次も頼むと言っていただけたりすることが何よりです」
と笑顔で語ってくれました。
5.まとめ
所沢物流センター支店は、百貨店物流を主軸にしながらも、百貨店以外のさまざまな案件を積極的に受託し、支店の稼働率を向上させるためのさまざまな取り組みを着実に進めていました。
働くスタッフの皆さんも前向きで、現場はとても明るい雰囲気でした。
次回は、所沢物流センター支店が得意とする検品作業についてご紹介します。
【概要】
所在地:埼玉県所沢市下富484-2
建物構造:鉄筋コンクリート造3階建
延べ床面積:34,360m2
敷地面積:27,824m2
保有車両台数:34台 従業員数:183名

