SBSロジコムの巨大倉庫に潜入③〜TCセンター、流通加工センター、倉庫を完備!〜

今回の現場:川越物流センター支店
全国で展開するSBSロジコムの中から、今回は川越物流センター支店に潜入!
なんと12,000坪を超える大型施設です。 場所は、関越自動車道の所沢I Cから約9km。さらに、昨年には約3kmにある三芳スマートI Cが上下線ともに乗り入れ可能になり、交通アクセスは一段と向上しています。
1.圧巻の屋根付きアウトバース!

川越物流センター支店の山﨑支店長に施設内を案内していただきました。
まずは1階の倉庫から。 バースは2面あり、片側は圧巻の屋根付きアウトバース!雨天の際も商品を濡らすことなく荷役ができます。

倉庫内に入ると、防火壁のないガランとしたスペースが!
これならソーターの設置が可能で、自由度の高い使い方ができます。 小売業やE C物流のTCセンターに最適です。
2.パレット1枚から対応可能な寄託エリア
次は2階へ。
ここは主に食料品を扱う倉庫で、決まった荷主の「固定区画」とパレット単位、段ボール単位での商品管理を行う「寄託区画」があります。

ここは固定区画。食品メーカーから食料品が入荷されると、一旦パレットごとに荷下ろし。その後、両側にずらりと並んだかご台車に仕分けられ、各所の小売店に配送されます。

こちらは寄託区画。ラックだけが並んでいる様子はちょっと寂しげですが、来週には商品がドーンと入ってくるそうです。

このフロアには、のしにお中元・お歳暮、差出人の名前などを印字する「のし室」まで完備。ピーク時には15人のオペレーターが揃って作業を行うそうです。
3.百貨店ギフトのラッピング量は日本一!

3階は、流通加工センターとして各種の物流加工サービスを行うフロア。
お中元・お歳暮の百貨店向けギフトのラッピング量はなんと日本一! 1シーズン約130万件、ピーク時には300人もの専門スタッフが作業に関わるそうです。

こちらは食品ギフトのセット組み作業の様子。
箱の中に順番に異なる商品を詰めていき、最後に蓋をする一連の動きが素早いこと!あっという間に1つの箱詰めが完成します。

お中元・お歳暮シーズン以外は、ホテルや温泉、ゴルフ場などで使うタオル類、春には教材関連、秋にはカレンダーなどの流通加工に対応。取り扱いアイテムは多岐にわたっています。
4.一定温度をキープする定温区画

最後に4階へ。 主に医薬品、化粧品、精密機器、ワインなどを取り扱っているため、一定温度を保つ空調エリアがあります。

化粧品の発送作業は難易度の高い作業だそう。
サイズも形状も異なる商品を1つずつクッション材で巻き、ピッタリと隙間なく箱に詰めていきます。経験豊かな皆さんだけに作業はとってもスピーディ!

商品は1階から4階までどのように搬送しているのだろう・・・と疑問に思っていたところ、4台のエレベーターに垂直搬送機が完備されていました。これで大量の縦搬送もスムーズに行えます。
5.倉庫業のイメージを明るくしたい!

すべてのフロアを見せていただきました。
あちらこちらにかわいいイラスト入りの張り紙を見つけたので、山﨑支店長にお聞きしてみると
「それ、私が作っています(笑)。好きだからやっているのもあるのですが、そもそも倉庫業は“暗い、汚い、キツい”というイメージがあるので、それを払拭して倉庫業のイメージアップに寄与したいのです。従業員にも明るい気分で働いてほしいじゃないですか」とのこと。
支店長自らのアイデアで、職場が楽しい雰囲気になっているようです。

ラックにはスイーツのイラストがあって癒されます!

労災防止重点項目の説明も、イラストで楽しく分かりやすく!
6.まとめ
川越物流センター支店を写真中心にご紹介しましたが、いかがでしたか?
ここはTCセンターとして、物流加工センターとして、倉庫として、物流のさまざまな役割を担っています。
今後は、川越物流センター支店の強みやスタッフたちの働く姿にクローズアップしていきます!